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(01/03/10) |
趣意書 | ||
敗戦と共に食うに困った逆境にあり乍らも、世界の経済大国と迄言われるように成った日本の今を思い、 日本人の素晴らしさを誇り高く覚えるのは御同感の事と思います。その陰には、日本人の心の中に古来からの個人主義で無い、礼を重んじ、師を敬い、親に考を尽くす等の考え方が、民族文化として伝統的に育くまれた 人格が発展の基礎であったと言える様にも思います。 御存知の事とは思いますが、価値のある人間への成長欲求は、人間の高次元の本能的欲求でありますので、 学校の無かった頃の昔の人は無学の中にあり乍らも佛教にミックスされた儒教の教えの魅力に引かれて 民族文化を生み出したのかも知れません。 然し、ニュースでも御存知の通り、最近の子供たちの現状は、勿論一部の子供達ではありますが、中学生を 中心に弱い者いじめの満足や、自殺、或いは不登校、更には自分を育ててくれた親や叔父殺し、或いは先生 殺しなど嘗つての日本では到底考えられない出来事が頻繁に報道される様になりました。 又、学校の先生を「せんこう」と言うとも聞きますが、そんな状況では先生も教科書の学問位は義務的に 教えられても、人間としての躾や、心の教育や指導は出来ないのが本当かも知れません。結果として先生達と子供達の心の距離は遠くなり、放任の中に置かれがちな子供達は、何日の間にか自己中心的で道徳心や 正義感も薄らいで、人間としての次元の低い状況に向かいつつあることを考えますと「やがて将来の日本を担う子供達がこれで良いのか」との思いにかられて子供達と日本の将来に憂いを禁じ得ません。 我々札幌青少年育成会は、自分達には一体何が出来るのかと考えの許に、先ず武道館を建て、体育や スポーツを目的とするのではなく、武道の指導を通じて武道文化の精神としての礼をわきまえ、師の教えに 服従し、苦しみに耐える強い心を養わせ乍ら青少年の健全育成文化のお手伝いを以って些なかりとも日本の 将来の為の人作りの役に立とうとしているのであります。 さて、建設資金は多額になります。寄附を頼りにするのが本当なのかも知れませんが、その前に自分達の 自己努力が順序として先かなと思いましてチャリティーイベントで多くの人々のご理解を戴き乍ら進めたく 存じまして別紙ご案内の如く企画致しました。 何卒ご協力賜ります様お願い申し上げます。 平成13年 3月 7日 |
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NPO法人 札幌青少年育成会 |
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